各位
民放労連関東地方連合会(以下「関東地連」)、及び、民放労連沖縄地方連合会(以下「沖縄地連」)は、この度、2017年1月2日に東京メトロポリタンテレビ(以下MX)で放送された「ニュース女子」における「沖縄高江ヘリパッド問題」の放送について、4月18日付で抗議文を送付いたしました。
同日の「ニュース女子」については既に「放送倫理・番組向上機構=BPO」が審議入りしております。しかし、それ以前に、関東地連、及び沖縄地連では、番組内容に虚偽がある上に、取材手法についても多大なる疑義があり、さらに日本民間放送連盟の定める「日本民間放送連盟放送基準」、及び放送法に抵触するのではないか、として質問状を2度に渡りMXに送付いたしました。質問状に対するMXの反応につきましては、抗議文の前段に書いてある通りであります。
一方で、MXとは別に、番組の制作に当たるDHCシアター代表取締役、浜田麻記子氏、及び、番組チーフプロデューサー山田晃氏は「『ニュース女子』の放送については、問題が無く、抗議は、むしろ言論弾圧である」という主旨の見解を出しています。この見解は、民放連の放送基準を知らずに抗弁されたものと推測されますが、制作会社の見解の如何を問わず、MXには、1月2日に放送された「ニュース女子」について、放送事業者としての責任があると考えております。
関東地連、沖縄地連としては、上記の番組は虚偽の内容を含んでいる上に、放送基準を著しく逸脱していることから、放送の信用を失墜させるものであり見過ごすことは出来ないと判断し、これまで「公開」としなかった質問状を公開するとともに、抗議文をMXに対し送付した次第です。